Jinxさんには相棒の猫がいる
RevenanTさんには気難しそうな顔をした鳥がいる
あの案山子にすら、カラスがついてる
でも僕はひとり。孤独だ。。
『大事なスカーフに穴が!』 『や、やめたまえ!帽子に穴が開くじゃないか!』
目に入るものを片っ端から引っ掛けていたから、仲の良い友達なんていないんだ…
寂しいなぁ… ん、誰か来るぞ?
「やぁやぁ、どうしたんだい青い顔して。ん?君の顔は緑だったかぁ〜ハハハ」
あぁ、ヤブ医者…じゃなくてDedwin先生。僕、友達が居なくて寂しいんですよ。
「友達ねぇ……。お、そう言えば君と気が合いそうなのが今日運ばれてきたなぁ」
「ちょっと取ってくるからここで待ってなさい、いいね!」
ずるずるずるずる……
あぁ〜重い!しんどい!動悸、息切れがぁ…
でもこれが無ければ今日の仕事は終わりなんだよなぁ〜♪
「はぁ、疲れた。じゃぁ、これが今日から君の友達だよ」
そういうとヤブ医者Dedwin先生は勝手にフックに紐を結び付けて鼻歌を歌いながら行ってしまった。
これ、一体何なんだろう。
取りあえず、ひっくり返してみた
うわわわわーーーーーーーーー!
画像にカーソルを乗せるとチカチカビックリします。笑
なんだか、僕にそっくりだ!
これは仲良くなれそうだなぁ〜と思いつつ、ワクワクしながら袋を開けると…
「よいしょ…」
自分で出てきたー!
「ごそごそ…」
しかも自分で袋を閉じてる!律儀だ…!
「ん、お前かオレ様をここまで引きずってきたヤツは…。痛かったぞ!」
ち、違うよ!僕じゃないよ!それより危ないからその斧閉まってよ!
Σはっ!斧に血が付いてる…!まさか、殺人鬼???
「大丈夫、これはスイカ割り用だから。オレを信じろ。
それよりお前、なんだかオレ様に似てるな。よし、舎弟にしてやろう」
えっ、やだなぁ舎弟じゃなくて友達になろうよ!同じ袋を被ってる者同士じゃないかぁ〜
「ゴチャゴチャうるさい!」
うわぁぁぁー!スイカ割り用だって言ったじゃないかぁ…
「あぁ、スマン。お前の顔が緑色だったからつい…。悪気はないんだぜ」
そんな訳で、僕には友達じゃなくて親分ができました。
でも悪い人じゃなさそうだし、まずはスイカに間違えられないようにしようっと!
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